YAMAHA(ヤマハ)XSR900は、デザインから受けるクラシカルな印象から全体的におとなしいオートバイに思われていると思います。実は、MT-09と同じエンジン同じフレームで走行フィーリングはかなりスポーティなメリハリのきいたオートバイに仕上がっています。
YAMAHA(ヤマハ)XSR900 Matris(マトリス)サスペンションカスタム
Matris(マトリス)フロントサスペンション伸び、圧ダンパー、プリロード、フルアジャスタブルカートリッジダンパーキット
ノーマルのサスペンションでは、動き始めは渋いのですが初期ストロークではよく動きストローク奥手前で急激に動きが止まります。かと言って、ハイスピードでの沈み込みでは踏ん張り不足で車体がヨレて不安定になってしまいます。そこで、唯一のダンピング調整である伸びを掛けてしまうとさらに路面追従性も悪化してしまいますし、切り返しが鈍重になります。
プリロードも抜いてしまうと、ベッタリした走行フィーリングと加減速ではかなり不安定になってしまいます。逆に、プリロードを掛けて行くとシャープになりダイレクトにはなりますが、かなり跳ねてしまいますし高速走行ではザグ不足で車体が浮いた感じで安定感が希薄になってしまいます。ノーマルの場合は、最終的には平均的体格、体重ならばノーマルのセッティングが一番無難なように思います。
Matris(マトリス)伸び、圧ダンピングフルアジャスタブル、油圧プリロード付きリアサスペンション
Matris(マトリス)の前後サスペンションに交換しますと、まずフロントサスペンションは自然なストローク感で沈み始めからダンピングが発生しタイヤを路面に押し付けながら潰していけます。抜群な接地感と強いブレーキングができるようになり、完全にリアが浮き上がるまでブレーキングが出来ます。フル加速では、ノーマルにはないトップアウトスプリングにより急激な伸び上がり時の安定感が得られハンドルがふらつきにくくなります。
リアも同様に、沈み始めからしっかりとダンピングが効いていて加速時にタイヤをしっかり押し付けながらも、路面のギャップなどで突き上げられることなく車体をフラットに維持できます。高速走行では、適度に沈んだ状態を維持し、コーナーリングではヨレたり入りすぎたり突っ張ったりしない安定感がありながらシャープに車体を動かせます。
前後サスペンション交換は高額ではありますが、ノーマルのキャラクターをさらに際立たせオートバイ自体をグレードアップさせひいては安全にもつながると思います。
ACCOSSATO(アコサット)タンクキャップ クラッチレバーキット
タンクキャップは、デザインはもちろんのこと機能性も高くXSR900のようなネオクラシックにもよく似合っていると思います。クラッチレバーキットは、ノーマルではXSR900はMT-09に比べると約30%ほど引きの重さが軽くなっていますが、さらに軽く正確になり人差し指1本でコントロールが可能になります。
また、レバー断面形状が良く引くフィーリングが滑らかなのでスポーティな走行時に効果が高いクラッチレバーキットだと思います。