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DUCATI PANIGALE V2 BAYLISS 1ST CHAMPION 20TH ANNIVERSARY(ドゥカティ パニガーレ V2 ベイリス 1stチャンピオンシップ 20周年記念モデル) 慣らし走行前メンテナンス
新車だからこそ
新車だからこそおすすめ、キャリパーのメンテナンスです。レーサーなどは、各ショップさんで当たり前に各種部分をバラして組み直しや調整はされていますが、一般ユーザーさんは、ディーラーから出ますとそのまま慣らし走行が通常だと思います。
しかし、新品ゆえにすべてが正確に作動機能して性能を発揮しているものはほぼ無く、慣らしや組み直しをする事でかなりの部分が本来の性能に近くなります。その一例としてキャリパーメンテナンスをご紹介します。
キャリパーメンテナンス
ブレーキキャリパーのピストンが均等にスムーズに動き、レバーストロークを正確にしてレバー引きフィーリングを良くしたり、引きずり防止するのがピストンの揉みだしグリップアップメンテナンスです。
新車からすぐにキャリパーを外してブレーキレバーを2回握ります。揉みだし後の2回握りと比較しますと、ピストンの出方が全く違っているのが分かると思います。
新車に限らず、ブレーキタッチやブレーキ作用にかなり効果のあるメンテナンスです。メンテナンス後、組付けをしてブレーキレバーを引いた時にすぐに変化を感じることが出来ます。
注意すること
ブレーキフルードやシールに悪影響を与える間違ったグリスは使用しないことです。
揉みだし時にピストンを出しすぎて抜けてしまい脱落させないことと、根気よく軽くピストンを指で押してスッと戻り他のピストンが均等に出る動きをするまで繰り返すことです。
使用ルブ
CCI シーシーアイ メタルラバーMR20(CCI METAL RUBBER MR20)
揉みだしやメンテナンス整備に使用しています。