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KTM カムシャフト DLCコーティング

KTMのEXC系のカムシャフトは、カムシャフトエンドでウォーターポンプをダイレクトに駆動している為、冷却水とオイルをシーリングするカムシャフトシールがセットされています。そのシールに、カムシャフトが負けて削れ冷却水漏れが発生します。対応はほとんどの場合、カムシャフトシールの交換とカム本体の交換が必要になります。

今回はカムシャフト本体にDLCコーティングを行いました。ノーマルカムシャフトの硬度は約700HmV、メッキ処理を行った場合で約1000HmVになりますが、やはりシールのリップ部分に負けてしまいます。
DLCコーティングでは約3000HmVにまで硬度がアップし、更にこのDLCコーティングでのフリクションはチタンコートの約50%と低く現在最高の表面処理法とされています。数年前より、その性能からFフォークのインナーチューブ等に使用されることも多くなっています。

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